小説を書く傍ら、お茶を飲んで一休み。魔法の書店からおすすめの紅茶をちょっとした豆知識と共にご紹介します。
ご自身で飲んでもいいですし、プレゼントするならどんな茶葉が良いか種類が多様で迷いますよね。
飲みやすい紅茶が知りたい。なんてことは ありませんか?【結論】から言うと、色んな種類が入ったセット売りがおすすめですが、そうではなく、どんな茶葉が人気なのか知りたい。
そんな貴方へ、3つ選んでいますので興味があれば、ぜひ立ち読みください。お忙しい方は【目次】から【結論、おすすめ】へ飛ぶようお願いいたします。
紅茶の面白い歴史も、分かりやすく解説しているので是非ご覧くださいね!
紅茶の簡単な歴史
茶葉の始まり
中国やミャンマーなどの山岳地帯にあった常緑樹がはじまりです。その茶葉から緑茶や烏龍茶が生まれて飲まれるようになり、いつしか貿易でヨーロッパへ輸出されていきました。
【豆知識】
実は緑茶、烏龍茶、プーアル茶、紅茶は全部同じ茶葉から出来ていて、違いは発酵の度合いです。
イギリス貴族社会での流行
「東洋の霊薬」として緑茶を輸入、そしてヨーロッパ人々の間で好みの味にするため、元の茶葉を更に発酵させ紅茶が誕生したと言われています。
【豆知識】
輸入される貴重な紅茶に、さらに貴重な砂糖を入れるという贅沢ぶりからイギリス貴族社会で流行し、年月をかけイギリスで大衆にまで広まり根付きました。
日本と紅茶の関わり
日本では11月1日は紅茶の日とされていますが、何故かご存知でしょうか? 日本人で初めて紅茶を飲んだとされている、大黒屋光太夫にちなんでいるのです。
18世紀末頃(1750年~1800年頃)船頭であった彼は、積荷を運んでいましたが太平洋で遭難し、ロシア領の島で数年暮らし、帰国しようとしましたが当時の日本が鎖国状態なこともあり拒否されました。
しかし、彼は諦めず帰国するためロシアの女帝・エカテリーナ2世に嘆願し、彼女の協力を得て帰国許可がようやくおりました。帰国するまでの間、彼女や貴族に気に入られた彼はお茶会に参加し紅茶文化を楽しんだとされています。
【豆知識】
日本に紅茶が入ってきたのは19世紀末頃(1850年~1900年頃)、日本でいう江戸時代末期で黒船来航の時代でした。幕府への献上品の中に紅茶があったとか。
しかし、定着せず海外への輸出品として紅茶を製造するにとどまる程度でした。
市民に親しまれ飲まれるようになったのは、1970年以降で実は最近の出来事。
アメリカがコーヒー派なのは……ボストン茶会事件から?
1773年12月(18世紀末頃)、イギリスの植民地だったアメリカは紅茶をイギリスから輸入する際、課税される茶法がありました。
当時のアメリカでは独立運動が高まっており、市民が反発し東インド会社(イギリス)の船を襲撃し、『ボストン港をティーポットにしてやる!』と叫んで積んであった紅茶の茶葉を海に投げ捨てた事件のことです。
ちなみに、英語でこの事件は『Boston Tea Party』、投げ捨てて叫んだ言葉もユーモアがあって面白いですね。
【豆知識】
この事件は後の独立戦争のきっかけとなり、そして好きだった紅茶をボイコットしコーヒー派に転身したきっかけにもなったそうです。
アッサム
1つ目の茶葉はアッサム。どのサイトの売れ筋でも必ず入っていることから、その人気ぶりは伺えます。
主な産地はインド、特徴は甘みとコクが香り立つ紅茶です。牛乳を入れミルクティーにすると、抜群の相性として良く取り上げられることが多い茶葉。
渋みが少ないため、飲みやすいと感じる方が多いのかもしれませんね。
ダージリン
世界三大銘茶の1つであるダージリン、産地はインドです。香りがフルーティーで上品な渋みが特徴の、ストレートで飲むには持ってこいの一品。
初めて飲んだ時は渋みが気になりましたが、飲み終わった後が重くないので長時間飲んでいられる紅茶と感心しました。
アールグレイ
※上記2つとの違いは、茶葉の種類ではありません。ダージリンにベルガモットの香りをつけ名前がアールグレイということです。
ベルガモット(柑橘系)の香りをつけたフレーバーティー。世界中でフレーバーティーとして、外せない定番として愛されています。
初めて飲む紅茶としては一番飲みやすい。柑橘系の香りが万人受けしやすいと言われますが納得です。
【豆知識】
名称のアールグレイとは、グレイ伯爵という意味で1830年代のイギリス首相であるグレイ伯爵が好んでいたからだとされています。
結論、おすすめ 3種
- アッサム
- ダージリン
- アールグレイ(ダージリンベースのフレーバーティ)
これら3種が入った紅茶ティーバックのセットを選ぶと、万人受けしやすい定番が入っているので安心かと思います。
※約1分で読める記事にしているので、簡略化した記事です。
Thank you for Watching.